かもしか通信

スタッフ日記

致知感想文


皆さまこんにちは!鴨居歯科医院、歯科衛生士の髙木さなえです。4月号の致知の感想文を投稿致します。

66頁 繁栄するものと廃れてゆくものの道 

産婦人科関連の医薬品でトップクラスを誇る富士製薬工業会長の今井博文氏は、若くして社長に就任し、大きなプレッシャーのある中、師とも父とも仰ぐ東洋思想研究家の田口佳史氏の指導で、今では大企業に成長させ、経営理念である「成長と貢献」を形にされています。それは、今井氏が「徳」ということを強く意識したことで実現し始めます。徳の本質とは、「自己の最善を他者に尽くしきること」だと田口先生に繰り返し指導をうけるうちに、徳の本質と経営理念が同じであると気づきます。それを理解する社員も増えていき、業績の大きな伸びに繋がりました。実績を上げる社員というのは、ひとりひとり自分の任務を正しく認識している、つまり当事者意識を持っている。会社で何か問題が起きた時、それを「自分の会社の問題だ」「私の問題だ」と捉える社員がどのくらいいるか、その比率が会社の繁栄を決める。誰もが当事者意識を持つところに人間の偉大な知力が動員される。田口先生は、このことが格物致知(物の核心にいたることと、正しい認識にただすこと、物に格りて知を致す)だと私たち読者にも教えてくださっています。当事者意識を持つことで仕事の喜びを知ることができる、そして、会社で起きる問題を自分の問題として考えられる社員がいること。会社の繁栄と衰退の分岐点はそこに尽きるとも学べました。             最後に田口先生は「徳とは、自己の最善を他者に尽くしきることだが、そうすると相手の心には、ありがとう、という感謝の心が生まれ、お互いが感謝の人間関係で結ばれることになる。この感謝の人間関係を一日一人築いていったら、1年間で365人、10年続けたら3650人にもなる。そのような人たちがまわりにあふれていたら、元気にもなれるし、物事もうまく運ばないはずがない。運命が良くならないわけがない。」と仰っていて、とても感動し心が元気になりました。 自己の最善を他者に尽くす、この徳の日々の実践こそが、運命をひらく上での重要なキーワードだと、私も常に心がけ生きていきたいと思いました。

最後までお読みいただきありがとうございました!  

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