第一大臼歯の大切さ
みなさん、こんにちは!
長野県塩尻市の鴨居歯科医院
鴨居インプラント審美サロン
歯科技工士の松橋雅隆です
お昼は気温が上がりますが、朝晩は寒いので風邪をひかないように気をつけましょうね。
さて皆さんは第一大臼歯の大切さをご存知ですか?
第一大臼歯とは前から数えて6番目の歯になります。丁度6歳ころ生えて来る歯で6歳臼歯とも言われます。生え始めは歯肉に一部覆われていて歯ブラシが当てにくく磨き残しが起こりやすいので、むし歯になりやすい歯です。
第一大臼歯は文字通り歯の中でも大きな歯で、形は食べ物を磨り潰すように出来ています。
もしこの歯1本を失うことになったら、どのようなことが起きるでしょうか?
1本くらいなら失っても良いのでしょうか?
実はもし歯を1本失っただけで色々な弊害が生じてきます。
例えば、第一大臼歯は大きな歯になるので失うと噛む力や能力は一気に低下します。
さらにその奥にある歯が手前の歯を失ったことにより手前に倒れてきたり、上の歯が下がって来たりして歯並びが悪くなってしまいます。
歯並びが悪くなるだけではなく、他にも1本歯を失うとその側では噛みにくくなるので、反対側でばかり噛むようになります。片側ばかりで噛んでいると顎にも負担がかかり顎関節症と呼ばれる症状が生じてきてしまいます。
たかが1本の歯ではありますが、左右均等にバランスよく顎を使っていないと顎の関節まで痛みが生じ、ひどくなると開口障害まで起きてしまいます。
そのようなことが起きないためにも1本の歯も失わないようにしたいですね。
私達歯科技工士の役割は、もしむし歯になって歯の機能が失われたとしても元通りの歯の形態にし機能を回復し、さらに見た目も良く審美的に治すことです。
普段は技工室で仕事をしていることが多く皆さんにお会いする機会が少ないのですが、患者さん一人一人の事を考え、その方にだけ合うように一つ一つ丁寧に作っています。
お口のことで困まらないように日々のケアを大切にしていきたいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。