糖尿病と歯周病
みなさん、こんにちは!
長野県塩尻市の鴨居歯科医院
鴨居インプラント審美サロン
歯科衛生士の宮本美沙子です。
世界で最も患者数が多いとも言われる感染症。
その感染症とは「歯周病」。重症になると歯が抜けでしまう病気です。ですが、それだけでなく全身に影響を及ぼすこも明らかになっています。
特に糖尿病とは密接な関係があり、歯周病がある人は
症状が良くならないばかりか悪化してしまう事もあるといわれています。
さらに歯周病菌が血管内に入ると血栓ができやすくなり、心臓病や脳梗塞のリスクを高めるという研究報告も
相次いでいます。
歯周病菌を顕微鏡で観察すると、粒状の物やヘビの
ようにクネクネ動くものなど様々なタイプが無数に
うごめいていました。研究によると種類と数が増えるほど症状が悪化するといいます。
中でも糖尿病は、細菌を減らす治療をしたところ、
それまで良くならなかったヘモグロビンA1c(過去1~2か月の血糖値の状態を示す指標)が劇的に改善した人もいるほどでした。歯周病菌はインスリンの働きをどんどん弱めてしまうのです。怖い病気ですよね。お口の中の菌は口の中に留まらず全身に周っていくのです。
糖尿病がありなかなか数値がよくならない人や体の調子が悪い人は歯ブラシの仕方をもう一度歯医者さんに行って確認しましょう。そして口の中の定期検診を受けて体全体の健康を守りましょう。