ブラッシングの仕方
みなさん、こんにちは!
長野県塩尻市の鴨居歯科医院
鴨居インプラント審美サロン
歯科技工士の宮嶋 直也です。
みなさんは毎日の歯磨きを正しくできているでしょうか?
今日は正しいブラッシングの仕方を紹介したいと思います。
正しい歯磨きのポイント5つ
歯磨きの目的を果たすためには正しく磨けている歯磨きでなければいけません。次のポイントを抑えて歯磨きの正しいやり方を身につけましょう。
ポイント1:持ち方はペングリップで
歯ブラシは、鉛筆持ち(ペングリップ)で持ちましょう。手のひらで握るようにして持つ持ち方(パームグリップ)の人が多いと思いますが、この持ち方では力が入りすぎてしまい、細かい動きができません。
鉛筆の要領で持つペングリップだと余計な力が入らず、細かく毛先を動かすことができます。
鉛筆を持つように、親指、人差し指、中指で持ち、残りの指は添えるだけにしましょう。
ポイント2:毛先をきちんと当てる
歯ブラシの毛先を歯面にまっすぐ90度に当てて磨きましょう(スクラッピング法)。鏡を見ながらきちんと当たっているか確認してください。
歯と歯肉の間を磨く時は、歯ブラシの毛先を歯と歯肉の境い目に45度に当てて磨きましょう(バス法)。
口内の状態や磨く部位によってスクラッピング法やバス法を使いわけてみるといいでしょう。一番大切なのは、毛先をきちんと歯面に当てることです。
ポイント3:小さく細かく動かす
磨く際には歯を1~2本ずつ磨くように、細かく(1~2ミリ幅)動かして磨きましょう。そして、1か所につき20回程動かしましょう。
大きく動かすと、歯と歯の間などの細かい所まで毛先が届きません。細かく動かすことで、歯と歯の間や歯と歯肉の間の汚れをしっかり落とすことができます。
ポイント4:軽い力で磨く
磨く力は150~200g程度の軽い力で優しく磨きましょう。汚れを落とそうと思い、つい強く力を入れてしまいがちですが、力まかせにゴシゴシ磨いても汚れが落ちないだけでなく、歯肉を傷つけてしまう恐れがあります。
力加減が不安な方はキッチンスケールなどを使い、150~200gがどれくらいなのか体験してみてください。案外軽い力で汚れは落ちるのです。
ポイント5:磨き残しに注意する
磨き残しの多い部分は「歯と歯の間」「歯と歯肉の間」「奥歯の噛むところ」「前歯の裏側」です。表面は磨けていても、見えないところや細かいところまでは磨けていない場合が多く、汚れがたまりむし歯になりやすいのです。
これらの場所は、より丁寧に磨きましょう。
きれいに歯を磨くコツ
動かし方にひと工夫
奥歯
後ろ側はブラシのつま先、手前側はブラシのかかとを細かく動かして磨きましょう。噛むところは、奥から前にむかってかき出すように磨きます。
前歯
表側は歯ブラシを縦に持ち、歯を3分割(右側、中央、左側)して1本を3回にわけて磨きましょう。
裏側も歯ブラシを縦に持ち、1本ずつかき出すように磨きます。
磨く順番を決める
考えずに磨いていると磨き忘れた場所ができてしまう可能性があります。磨き残しがないように、磨く順番を決めて磨きましょう。
歯磨き粉の量に注意
歯磨き粉は少量で十分効果があります。歯ブラシの毛の3分の1にのる程度にしましょう。
歯磨き粉を多く使ったからといって効果が増すわけではありません。多く使い過ぎると口の中が泡だらけになり、爽快感もあるので、磨けていないのに磨けた気になってしまいます。
歯磨き粉には研磨剤が含まれているため、多量に使うと歯や歯肉を傷つけてしまう恐れもあります。
僕も歯磨き粉の量には注意して行いたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。