世界エイズデー
みなさん、こんにちは!
長野県塩尻市の鴨居歯科医院
鴨居インプラント審美サロン
歯科医師の大瀧真太郎です。
今日から12月ですね!2011年も残り30日。
良い今年の締めくくりをしていきましょう!
さて今日12月1日は世界エイズデーです。
AIDSは後天性免疫不全症候群といい、HIV(ヒト免疫不全ウィルス)に感染することで起きる病気です。
もちろん知っているけれど、自分は関係ないし、身近な話でもない、と思っている方が多いのではないでしょうか?
しかし決してそんなことはありません。
厚生労働省の報告によると、日本での2010年の新規HIV感染者・AIDS患者の合計は1544人で過去二番目に多かったとのことです。
もちろん検査を受けないとわからないわけですから、実際の患者数はこの何倍になるかわかりません。
そう考えると、どのくらい広がっているか把握できていないのに、『安心だ』と誤解する怖さがわかるのではないでしょうか。
簡単にAIDSに関する基礎知識を紹介させていただきます。
1 )HIVの感染経路を、3つ知っている?
1.性的接触による感染
2.血液による感染
3.母子感染
HIVの主な感染源は血液・精液・膣分泌液です。
2 )HIV感染とエイズは、同じこと?
HIVに感染=エイズではありません。
HIVに感染しても、治療などで進行を抑えれば、“必ずエイズが発病する”とは限りません。
エイズが発症するのは、HIV感染の最終段階です。
3 )HIV感染しても、すぐにはエイズにならない?
HIVに感染しても、一般的に数年間は、あまり症状のない状態(無症候期)が続きます。
HIV感染からエイズ発症まで、平均して約10年ですが、15年以上発病しない場合もあります。
4 )HIV感染の有無は、早期に発見した方が良い?
早期発見によって、エイズの発病を遅らせることが可能です。
早期から適切な治療を続ければ、長い間、発病を抑えることができます。
5 )HIVに感染していると、外見でわかる?
感染しているかどうか、外見上はまったく判断できません。
感染者自身も、自覚症状のない状態が長く続きます。
6 )HIVに有効なワクチンがある?
現在のところ、HIV感染そのものを予防するワクチンは実用化されていません。
世界中で、日夜研究が続けられていますが、まだ当分の間は、自分自身で感染を防ぐしかありません。
7 )献血で感染することがある?
日本での採血用の注射器や針は、使い捨てのものを使用しているので、その心配はありません。
8 )母親がHIV感染者だと、赤ちゃんに感染することがある?
母親の胎内で、また、出産時、母乳を通しての感染も報告されています。現在では、予防的治療や処置によって、母子感染を極力抑えることが可能です。
9 )HIV感染者と同じ職場にいると、感染する?
HIVは、通常の社会的接触では、感染しないことがはっきりしています。
空気感染や、クシャミなどによる飛沫感染も、ありません。
ただ、HIV感染に限らず、他人の血液に触れる場合は気をつけましょう。
ずっと言われていることですが、正しい知識を持って誤解や偏見を無くし、世界でこれ以上の感染を増やさないよう意識を持っていきましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。