温度差
みなさん、こんにちは!
長野県塩尻市の歯科医、鴨居歯科医院
鴨居インプラント審美サロン
院長の鴨居弘樹です。
連日35℃を越す日が続き全国各地で熱中症で倒れたという報道がされています。
そんな日々の中、鴨居歯科医院の中は26℃~27℃の夏の気温に室内はコントロールされていて、外の暑さとは関係なく働いています。
患者さんが汗びっしょりになって入って来るとなんとなく申し訳なく感じてしまいます。
外気との温度差が大きいと体調にも悪い影響を及ぼすといわれますので、なるべく温度を下げすぎないように注意を払って対応しています。
診療室から冷房の入っていない部屋に行くだけで熱気が身体全体を包み、ドッと汗が出てきます。そして再び診療室に戻るとヒンヤリし、恵まれた環境の中で仕事をさせてもらっているのだと感謝しています。
夏の季節、無量寺のお茶室には「無寒暑」というお軸がかかっています。
その意味は、中国の唐時代の洞山大師と修行僧との間に交わされた問答からきたと伝えられています。
「暑さ寒さがやってきますが、どうやって逃れたら宜しいでしょうか」
「どうして暑さ寒さのないところへ行かないのですか」
「どこにそんな所がありますか」
「寒い時には寒さであなたを殺してしまいなさい。暑い時には暑さであなたを殺してしましなさい」
との会話から生まれたと言われています。
「暑さ寒さを逃げずに一体となって 暑さ寒さから逃げずにそれと同化して むしろ暑さ寒さを積極的に楽しんでゆけ」と解決すべきでしょう。
温度差はあっても、それを無視して立ち向かえという心構えは必要ですが、頭の中で解決できて、なるほどと思っても実行するには難しいですね。
この暑い季節を待ち望んでいた人もいます。
暑い時期に熱い思いが伝わる「全国高校野球選手権大会」が7日から開幕します。
長野県代表として松本工業高校が初出場でいきなりの開幕戦で熊本県代表の九州学院と対戦することになりました。
信州の涼しい土地で育った高校生達が温度差のある熱い熱い甲子園でも精一杯力を出し悔いのない戦いをしてできれば良い結果を生む事を期待しています。
長野県知事選も8月8日に向けて、候補者の動きも熱を帯びて拡声機の声も一段と大きく、声も涸れてきています。皆さん頑張って下さい。
温度差のあるそれぞれの考え方、方針を見極めて将来の長野県のリーダーに相応しい人を選ぶよう選挙に望みましょう。
今日のS―UPは「山岸から心に響く」班の発表でした。
中嶋衛生士から「石原美樹のブラッシュアップセミナー」に参加しての報告がありました。
鴨居歯科医院で採用している超音波スケーラーの使い方を特に学んで来られ、正しい使い方、効果のある使い方、手順方法等について発表して頂きました。
良い機械でも正しい知識と正しい技術で始めて機械も生き、患者さんに対して効率良い結果が出ます。これからの衛生士さん達の活躍を期待しています。
山岸技工士からは「弾性印象材」「ノンクラスプデンチャ―」の発表がありました。
歯科用材料の開発は年々進み、次々と新製品が出ています。今回の弾性印象材は“GCハイフレックス”を用いて、アンダーカットの強い歯牙粘膜に用いたところかなり使いやすく、模型にしてもスムーズに置き換えられ操作性も良いとの発表でした。症例に応じて使う事にしました。
新しいノンクラスプデンチャ―用のレジンも紹介され、こちらも症例によって使い分ければ良いと思われます。
小口技工士からは7月18日19日に参加した「ジルコニア革命セミナー」が報告がされました。
2日間に渡るセミナーの内容を短時間で要領良く判り易くまとめられて、小口技工士のキャラクターと共に素晴らしい才能が発揮されました。
これからはCAD/CAMの時代の到来を予測し更にメタルフリーになった時に用いるジルコニアの特性をしっかり捕えて発表されました。
患者さんの要望に応えながら用いていくべき材料、手法だと思っています。
皆さんの講演は鴨居歯科医院の院内セミナーだけでなく外部の人にも聴いて頂きたい内容で実に充実していました。
自信を持って力強く発表する姿は、やる毎にたくましくなり今後の期待が更に膨らみます。
それぞれの発表者に心から感謝しています。
ありがとう。