かもしか通信

院長日記

一瞬一瞬


みなさん、こんにちは!
長野県塩尻市の歯科医、鴨居歯科医院
鴨居インプラント審美サロン
院長の鴨居弘樹です。

昨日(4月17日)真冬に戻ったかのような寒波の影響で、満開の桜に雪が積もったのは長野市、諏訪市は41年振り、松本、塩尻地区でも30年振りといわれ、今回は特に10cmを越える積雪というのは当分見れない現象でしょう。
「桜と雪と青空」のコントラストは絶景であり雪はすぐに溶けてしまい一瞬の時間でしたが素晴らしかったです。
その瞬間の景色を大瀧先生が捕えたブログ上の写真は見事です。多分先生の生涯の傑作となると思います。シャッターチャンスは一瞬ですね。

4月18日の朝のウォーキングではタイミング良く日の出に出会い、一瞬の間に雲間に隠れてしまいましたが素晴らしい感激を味わいました。

朝、久しぶりに女房と共に7時30分にイギリスに留学している長男とSkypeにて会話を楽しみました。
残念なことに接続が上手くなされていない為に音声が出ず、携帯電話を併用しながら、映った画面を見ながら交信しました。画面から元気な顔が映しだされ、安心しました。

それにしても便利な世の中になったものです。音声だけでなく、動画も同時に地球上のどこであっても通じる事は科学の進歩を感じさせられます。
世の中すごい変動は科学のみならずあらゆる面において身に襲いかかり戸惑う事もありますが、その変動についていかねばなりません。時間の速さを実感し一瞬一瞬を大切にしないといけないと考えています。

夕方にお茶の稽古に出掛けました。今回は最終日であり、ほとんどの人が終わっていて少人数での自習となっていました。
到着するとすぐに“唐物”のお点前をどうぞと大仙先生に言われ戸惑い、忘れている事が多々ある作法で一汗かいてしまいました。
至らぬ点を改めて知ることが出来た一瞬です。
松籍軒、閑雲亭という茶室がある無量寺の恵まれた環境の中で素晴らしい師匠の下で学べる事は幸せな事と思っています。
今回は松籍軒にて5月23日に予定されている野良茶会を想定し、配置された茶室内で濃茶、薄茶と美味しいお菓子を頂きながらのお稽古は、楽しく過ごす事が出来、至福の時間となりました。

床の間には「閑不徹」と墨書されたお軸が掛けてあり余語翠厳老師の書かれたものでした。
大仙師にその意味を聞くと“徹底した静けさ、何もない静けさを”言うとのことでした。
茶の道は生活の芸術と言われていますが、600年の歴史の中で作りあげられた道楽と禅の考えを取り入れた作法は、日本文化そのものと感じて、その深い造詣に古人の凄さを感じます。
日常のめまぐるしい動きの中で、世俗から離れたお寺の境内の茶室で静寂さを味わうのも素晴らしい一瞬なのです。まさに忙中閑ありの心洗われる時間となります。

今年のテーマ「高い志・一期一会・おもてなしの心」のうち一期一会とおもてなしの心は茶の道の根幹を示す考え方、心持から取り入れています。

日々の生活の中で“今が一番、今が最高”と一瞬一瞬を大切に生きて行きたいと思っています。素晴らしい気付きを頂き感謝しています。ありがとう。

〒399-0736 長野県塩尻市大門一番町16-14

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