かもしか通信

院長日記

喜びのある日   


みなさん こんにちは!
長野県塩尻市の歯科医、鴨居歯科医院
鴨居インプラント審美サロン
院長の鴨居弘樹です。

‘信州の夏はお盆まで’と良く言われています。暑い暑い日差しも残すところ一週間となりました。熱い甲子園の戦いも始まり、一喜一憂しながら夏本番を大いに楽しみましょう。
熱い想いを経験したり見たり読んだりすると、身体も熱くなり心も熱くなります。

松下幸之助さんといえば、多くの人が知っていると思いますが、「経営の神様」と称され、今も多くの人に生き方の指針を与えています。松下電機からナショナル、今はバナソニックと社名が変わって、日本だけでなくグロ-バルカンパニ-とした偉大な創業経営者です。
経営のみならず多くの著書も残し、講演録もあり、‘PHP研究所’を創り、’松下政経塾’も設立し、多くの人に人生観を語り影響を与え続けた人です。
20年前に94歳で永眠されましたが、今もって親しまれ尊敬され、その高い志は多くの人に引き継がれています。
多くのエピソ-ドを残した人ですが、本田健さんの本の中に一つ良い話を見出しました。

ある中小企業の社長さんが新幹線の中で、松下幸之助さんに出会ったそうです。前々から松下さんのファンだった社長さんは、松下幸之助さんに話かけてみようと思いました。しかし、きっかけが見つかりません。
そこで社長さんは、みかんを買って松下さんのところに挨拶にいきました。「松下さんですよね、すごく尊敬しています。みかんでもどうぞ。」と渡されたそうです。
松下さんは、「あっ、ミカンですか、ありがとうございます。」と頭を下げられました。
先に降りることになっていた松下さんは降りる直前にわざわざ社長さんの席までいらして、「みかんをありがとうございました。車中で喉が渇いていたので本当に助かりました。」と言われたそうです。
社長さんはもう神様のような人からそう言われ、うれしいやらあり難いやら、感激して涙があふれそうになったそうです。
そして松下さんは、もう一度「どうもありがとうございました。」と深々と頭を下げられてから新幹線を降りられました。
「なんて素晴らしい人だろう。」と社長さんが思ってふっと外を見たら、列車が発車しようとしている時に松下さんが社長に向かって深々とおじぎをされていたそうです。それを見て社長さんは感極まって泣いてしまいました。

そして会社に帰るなり、電気屋さんを呼んでこう言ったそうです。
「うちの会社にある電気製品を全部チェックして、松下以外のものはすべてはずして全部松下にしてくれ。自宅も松下にしてくれ。」
それ以来、パナソニックの製品以外買わないように、この社長さんは決めたそうです。

松下さんは何をしたかというと、お礼を言っておじぎをしただけです。けれどもそれ以上のことを結果としてしたわけです。
松下さんはただ心から喜んで素直に態度で示し、「ありがとう」と気持ち良く笑顔で受け取って深々と頭を下げていたのは、松下さんの謙虚な心と生き方だったのです。松下さんの取った素直な喜び方が社長さんの喜びに変えていったのですね。

鴨居歯科医院の仕事も、患者さんの喜びが私たちの仕事のやりがいになっています。
医院内でもなにげない一つ一つの行為・言葉・態度が患者さんの喜びに変えられることができるよう思いやりの心構え・考え方をもって日々精進していきます。
今日も素晴らしい気付きを頂いて感謝しています。ありがとう。

S-upミーティングでは、アロマテラピ-・アロママッサ-ジの実技研修をしました。
吉沢さんの指導のもと、お互い術者と被験者となってそれぞれ肩、手を中心にアロママッサ-ジをしましたが、本当に気持ちが良くなるという実感を味わいました。やはりこうした気持ちの良い行為は患者さんはじめどんな人にも喜ばれることだと思います。家族の人にも知人にも大いに試してみたいとお互いに感じました。
素晴らしい企画をし、感動を与えて下さった吉沢さんはじめスタッフの皆さんに感謝します。ありがとう。

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