治療のゴールは患者さんのゴール
みなさん、こんにちは!
長野県塩尻市の鴨居歯科医院
鴨居インプラント審美サロンの前川弓乃です。
昨年末、ファイナルカウンセリングに携わる機会が何回かありました。
このときは初診カウンセリング時を懐かしく想い返す瞬間でもありました。
治療のゴールというのは、患者さんのゴールであって、決して医療者のゴールではありません。
この部分をよく考えた上でゴールを設定しておかなければ、ファイナルカウンセリングはあり得ないなぁと実感もしました。
医療者と患者さんの考えるゴールが、一致しないまま治療がスタートしてしまうと治る病気も治らなかったり、一生懸命努力しているにもかかわらずトラブルになったり、結果的に患者さんに不満を持たせてしまうことにもなりかねません。
医療カウンセリングの中で、カウンセラーの一助として、治療のゴールをどこに設定するかを患者さんと十分に話し合うことが大切なことだなぁと感じます。医療者と患者さんは、二人三脚でゴールを目指すべきものですね。
医療者にとっては、「治す気の無い人の病気は治せない」ということ。
患者さんにあっては、「病気のすべては自分の身体が治すのであって、医療者はその手助けをしてくれるにすぎない」ということです。
忘れてはいけないと思います。
治療に一番大切なことは、医療者と患者さんとの信頼関係です。目の前にいる患者さんにとって、最も良いと思われるゴールを設定するためのコミュニケーションが必要です。
世の中には、嘘でも信じる人と、本当でも疑う人がいます。なかなか信じてくれない患者さんから信頼されるようになるのは大変な苦労です。
しかし、目の前の患者さんに対して、その人の幸せを本気で考え、患者さんが今どのような状態にあり、何が必要かということを、自信をもってお伝えできた時、信頼関係は生まれてきます。
そしてそれが出来るようになるためには、当然、日々の研鑽と多くの経験が必要になってくることを実感しています。
今年は、わたくしにとって大きな大きな目標をもちました!ワクワクしています。
院長先生のお許しを頂き、しっかりとその目標に向かって歩いていこうと思います。そしていつの日か、心療歯科カウンセラーとして医療現場に戻れる自分を楽しみに一歩前に進みたいと思っています。
「学んで思わざれば則ちくらし。思うて学ばざれば則ちあやうし」 (孔子)
私自身人生の後半、まだまだ教養を身につけて、後半を恥ずかしくない人生にしなければと考えました。