初心・もとに戻る
みなさん こんにちは!
長野県塩尻市の歯科医、鴨居歯科医院
鴨居インプラント審美サロン
院長の鴨居弘樹です。
11月3日文化の日。例年好天であることが多い。朝5時、いつもの散歩に出る。少し早いので外は暗い、夜明けが遅くなっている。上野山遊歩道は足元が判り難い。コ-スはほとんど毎日通るので、熟知しているつもりが、判っていないことを知る。まるで、初めての道みたいである。足を踏み外さないかと恐怖心が走る。無事家に着くが予定より時間が掛かっている。
朝一番の電車6時10分の‘あずさ’に乗って新宿へ。電車にて参加する講演会場の案内図を見る。TFT(東京ファッションタウンビル)という初めて訪れる場所であるが、すぐ近くの東京ビックサイトには行ったことがあり、新橋からゆりかもめに乗っていけば良しと予定していた。たぶん10時からの講演には間に合わないと覚悟していたが、パンフレットを見ていると、別のル-トが目にとまった。新宿から‘りんかい線’直通で、国際展示場駅まで通じているのではないか、知らなかった。
埼京線が新宿を通って大崎からの相互運転という。初乗りなので興味と不安があったが、やはり便利であった。予想をはるかに超えて10時前に十分間に合うように会場に着いたのである。知っていると知らないのではえらい違いである。過去の記憶だけで頼るべきではないと知る。
TFTビルも初めて入ったが、大きな建物が林立する一角で、中はゆったりとした空間の中にいろんな店舗が入居しており、‘ニュージャパン’というへきか、新興埋立地における‘ニューシティ’と言える。
会場も広くゆったりしており、多くの参加者が来場していた。
「UCLAインプラントアソシエ-ションジャパン&クラブ22特別講演会」
テ-マは「失敗から何を学ぶか、トラブル回避を含め初心に帰る」
講師は著名なPeter・Moy教授、小宮山彌太郎先生、菅井敏郎先生の3人からお話を聴いた。
小宮山先生、菅井先生は以前から懇意にして頂いており、特に小宮山先生からは、インプラントの指導を受けて、菅井先生にはサイナスリフトの患者さんを引き受けていただいたりしたことがあり、お二人のジョイント講演ということで興味をもって参加した。
三演者とも内容はやはり基本の大切さを中心に話をされ、何事も初心の大切さを強調された。
「利休百種」という千利休が和歌の形で、茶道の精神・点前作法の心得などを判り易くまとめたものがある。その中に「稽古とは一より習ひ十を知り、十よりかへるもとのその一」、
「規矩作法守りつくして破るとも、離るるとても本を忘るな」というのがある。
常に初心に戻る、元に戻る、本質を忘れないことの大切さは何事にも共通するのである。
これで良いと思ったら、そこで進歩は止まってしまう。
日々新たなる気持ちで、初心者の如く何事にも取り組む大切さをいくつも教えられた日であった。
気づきをたくさん得られたよき日に感謝する。
ありがとう。