かもしか通信

みなさん、こんにちは！

長野県塩尻市の鴨居歯科医院 鴨居インプラント審美サロン 歯科医師の永田郷です。

自分の過去を振り返ると今だから思うことばかりだと感じます。致知８月号より、感想です。

鈴木大拙とは？ 「仏教哲学者であり、本名を貞太郎という。金沢出身。円覚寺で参禅。数次にわたって欧米に渡り、英文で仏教、特に禅を紹介し、東西の思想・文化の交流に大きく貢献した人物である。」とのことだ。恥ずかしながら、私は初めて聞く名前であった。 私は高校を卒業するまで、ろくに勉強もしないで部活三昧の日々を送っていた。将来、スポーツ選手を目指しているわけでもない。なぜか将来の夢を自分が叶えられると当然のように思っていた。高校まではエスカレーター式に進級してきたので、努力をしなければ未来を手に出来ないことを当時の私は知らなかった。考えもしなかったのだろう。いま思えば、なに不自由なく生活を送れていたことを家族に感謝し、将来に向けて努力するべき期間であるはずだった。その一歩を踏み出すチャンスは、いつでも転がっていたと思う。情けない話である。 大学受験で浪人を繰り返す中、歯科大学を受験するよう両親から勧められた。願書まで用意してくれていた。当時は言われるがまま受験し、なかば嫌々に入学を決めた。しかし、この行動がなければ今の私は存在しないのだから、本当に大きな一歩を踏み出させてもらった。 大学に通い、環境も変わり、様々な経験を積むことができた。歯科医師となった今も、沢山の人と出会い、沢山のことを学ばせて頂いた。 「一歩一歩上がればなんでもないぞ。一歩一歩努力すれば、いつの間にか高いところでも上がっている。」と鈴木大拙は言葉に残した。ただ読めばなんでもないような言葉に感じる。だが、私には今まで過ごしてきた時間が重なって感じられた。 気づけば、私は社会に貢献できる職に就き、日本一の医院に勤め、「先生」と呼ばれる立場になった。私は周りの人たちのおかげで、一歩一歩努力して来られた。感謝。自惚れず、邁進していきたい。

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