かもしか通信

スタッフ日記

人生の核


みなさんこんにちは!

塩尻市鴨居歯科医院、鴨居インプラント審美サロン

歯科衛生士の小出苑佳です。

雪の降る日も多くなり、寒いというより、痛い風が吹きつけるようになってきました。新型コロナウイルスもまた増えてきているようなので、体調管理、十分に気を付けてくださいね。

今回も先月行われた木鶏会の感想文をにのせます。

「飢餓問題は対岸の火事ではありません」 

コロナ禍でのノーベル平和賞を受賞した焼家直絵さんは西アフリカでエボラ出血熱が大流行した際、現地で食糧支援などの活動をしていたそうです。いまは、治療薬とワクチンの開発が進んでいますが、この頃の致死率は90%近くと非常に高く、かかったら必ず発症するという恐ろしい感染症でした。ウイルスという見えない敵に対し、パニックが起こる中、焼家さんは「現地に残る」という選択をしました。感染者が多く隔離されていた村の人たちに食糧支援をしていないと、食料を求めて村の外に出てしまい、感染が拡大してしまうと考えたからです。この、自分も命を落とす可能性があった状況で任務を全うできたのは、10代のころに抱いた「誰かの役に立ちたい」という思いがあるからだそうです。そして、人生の早いうちに何か共感すること、共鳴する経験をし、人生の核をつくることが大事だとおっしゃっています。

私にとっての人生の核をつくるきっかけは父親です。幼いころから、父親が「教員」として働く姿をみてきて、わたしも「社会に貢献したい」、「人と関わりたい」と思うようになりました。教員とは少し違った視点になりますが、「健康を通して社会貢献をしたい」と考え、歯科衛生士の道を選びました。しかし、思うようにいかなかったり、自分はこの仕事に向いていないのではないかと不安に思う時もあります。ただ、それと同時に未熟な私にセミナーなどの学ぶ機会をくださる院長先生や、親身になって教えてくれる先輩方、切磋琢磨できる同期など優れた環境があります。また、患者さんからの言葉や笑顔も支えになって、自信につながっています。これからつまづくことはたくさんあると思いますが、人生の核を胸に、前向きに取り組んでいきたいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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