かもしか通信

スタッフ日記

幸せに生き続けるためのポジティブ心理学


みなさん こんにちは

長野県塩尻市鴨居歯科医院鴨居インプラント審美サロン 歯科衛生士の髙木さなえです。

致知を読んでの感想文を投稿致します。

筑波大学名誉教授の村上和雄先生の連載は、毎月、心癒され、勇気付けられ、勉強になり、楽しみに読んでいます。今月の連載は、幸せに生きていくためのポジティブ心理、つまりウェルビーイング(より良い状態)、身体的、精神的、社会的に良好な状態であることが、幸せを構成する要素であり、ウェルビーイングを科学的に測定する上で、5つの要素があるとのことー。

P:ポジティブ感情 E:エンゲージメント(物事に深く関わる) R:リレーシップ(よい人間関係) M:人生の意味・目的 A:達成する これら5つの頭文字をとった「PERMA」(パーマ)という指標は測定可能で、日々変動する、身体の健康を測るのが、健康診断であれぱ、PERMA指標は、心の健康診断ということになる。この指標を高めていくには…。

(P)毎日、よいこと(うれしかった出来事)を3つ書き出す。日常のささいなうれしかった気持ちを思い出すことで、脳は感情を再現できるので、毎日続けることで、ポジティブな出来事に気づくようになる。

(E)創造的な活動や、高い技術を必要とする仕事などに没頭している時、疲れを知らず、時間の過ぎるのも忘れ、活力と喜びある満足を体験することの心理状態を「フロー」と呼び、この状態の時は、何も考えず、何も感じず、何かに夢中になっている時に得られる。フローを得るために、自分の最高の強みを見つけ、頻繁に活用する。

R:ポジティブな出来事は、他の人がいるところで起きやすい。よい人間関係を築くには、親切・感謝・(稲盛フィロソフィの利他の心など)この思いを常に持つこと。M:自分が生きている意味は、周りが教えてくれていることに気づくこと。自分が親にとって、子どもにとって、社会にとって、誰かにとって必ず大事な存在だと気づくこと。(その気づきが何よりの生きがいだと私は思います。)A:物事に熟練し、遂行能力を発揮しているという感覚は、とても大切で、何かを成し遂げた達成感以上に、成し遂げるための努力の過程が、ウェルビーイングを高める。よい結果を出すために、誠心誠意努力する。その行為そのものが、人を成長させ、次の挑戦に向かうエネルギーを与えてくれる。

ポジティブ心理学を知る上で大切なことは、「ポジティブシンキング」とは異なるということ。ポジティブ心理学は、ネガティブな感情を無視しない、人間はポジティブな感情と、ネガティブな感情の両方を持って進化している。人間は、危険を察知し、生命を守るために、ネガティブな感情が、ポジティブな感情より先に生じるように進化したので、ネガティブな感情を抱くのは当たり前。ネガティブな感情を受容しなければ、さらに深いネガティブな状態に陥ることが、研究で明らかとなっている。幸せになるには、まず、不幸を抱きしめなければいけない。

コロナ禍での不安、自身の悩みなどで、ネガティブな感情が湧いてしまいがちだが、その感情を無視せずに、親しい人に聞いてもらう、不安や悩みを書き出して、繰り返し読まず、捨ててしまうこと!(書き出すことで抑制される)ポジティブな感情は、繰り返し読むことで、スイッチがオンになるが、ネガティブな感情は、書き出すだけで、繰り返さなきことが肝要。

連載の最後に村上先生は、読者の幸せな人生を願うと記してくださっています。とても、勇気付けられ、利他心あふれる先生の教えを、実践するとともに、苦難や、試練は、自分を変える絶好のチャンスと捉え、解決策を考え行動していく…幸せとは、人からもらったり、望むものではなく、様々なことに気づいていくこと。日々の気づきと実践から、幸せな人生を送れるのではと、私は思います。

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