かもしか通信

スタッフ日記

「苦節十三年 箱根駅伝日本一への道」社内木鶏会感想文


みなさん、こんにちは!
長野県塩尻市の鴨居歯科医院
鴨居インプラント審美サロン
歯科技工士の三溝 恒幸です。

現在、長野県内でも新型コロナウイルス感染症の感染確認者が、再び急増しており、県からも、外出に際しては、「人との接触機会の低減」、「人と人との距離の確保」、「会話時のマスク着用」、「訪問先での換気の徹底」などを行い、「三つの密」を避けるよう呼び掛けております。

さて、毎月鴨居歯科医院では、月刊誌「致知」を読みお互いの感想文を発表しあい、良いところを見て社風を良くしようとする社内木鶏会を開催しております。

ここで、私の感想文を掲載させていただきます。

私は、60才で松本歯科大学を定年退職し、再び鴨居歯科医院に迎えられ、後3か月もすれば、3年が過ぎようとしている。以来、「自分以外の人のために何ができるか」を自己のテーマとして取り組んできた。

今回の記事の、大八木弘明氏は「俺は優勝するチームを作るためにコーチを引き受けた。」といって駒大陸上部を箱根駅伝優勝へと導いた方だ。まず仰っていることは、「目標から逆算してやらないと成功はないですし、計画性のない指導者は選手を導いていけない。」ということだ。また、「当たり前でなかったことを一つずつ「当たり前」に変えていく。」といって、固定観念や既成概念に囚われない意識改革こそ、強いチームを作る基礎なんだとおっしゃっており、強い共感を得た。大八木氏がやってきたことは、明確な目的に向かい、情熱、本気、信念、執着心を強固にしてやる気を奮い立たせ、創造力や能力を発揮してきたということだ。心が折れかけた時でも、貫き通す信念を持たねばならないということなのである。

この考えに基づくと、冒頭に掲げた私のテーマがいかに漠然としており、何をすべきか明確でない。然るに、私が鴨居歯科医院での存在意義も、目的やそれに到達するための目標設定さえも常に揺らいでしまうのだ。

今、鴨居歯科医院の中には、自分の目標を設定してそれをやり遂げたいという自主的な闘志を燃やしている若いスタッフ人が何人もいます。私は、それらをバックアップしていきたい。

そうであるからこそ、自分に課したい役割として、みんなが安心して働けるITのインフラ整備を設定したい。非常に複雑な院内ネットワークの「複雑さをシンプルに整備し、トラブル発生時に容易に原因特定が可能なシステムの構築」を目指したい。それも来年度までには、何とかやり遂げるよう期限の設定をしたい。

加えて、社内木鶏会全国大会や、開院50周年を控え、その中心的役割を係りの人たちと共に果たしていきたい。

一昨年に購入して積ん読どくしてあった「京セラフィロソフィ」も院長の計らいで、ようやく読む機会を与えていただいた。私はその中で一番ガツンと来たものが「渦の中心になれ」であった。

鴨居歯科医院のスタッフの一員である私が、「歯科技工士の仕事」という枠を取っ払い、あちらの渦にも、こちらの渦にも介入して、必ず自分から積極的に仕事を求めて働きかけて、最初は「あれ?三溝さんってこの係だったっけ?」って、周囲から思われても、その内に、その周囲の人たちが自然に協力してくれるような状態になる。そんな渦の中心にいることを目指したい。そうすることで、気づくことのできなかった人の悩みに気づき、何かしらの援助ができれば、本当の仕事の喜びを味わうことができるのだろうと思っている。時には個人的なことにまで顔を突っ込むこともあるかもしれない。それもおじいちゃんだからできることもあると思っている。

私は、これから様々な立場で社会とつながりを持っていかなければならない。仮に、自分が勉強を怠っていたとすれば、気が付かないうちにグローバルスタンダードはどんどんせり上がり、やがては自分の目線からは何も見えなくなってしまうだろう。だからこそ、どんな立場であっても目的を明確に、そして逆算による目標設定をし、自己の強みを社会に役立てることに命いっぱいに情熱を燃やしたい。

「賢は賢なりに、愚は愚なりに、
一つのことを何十年と継続していけば、
必ずものになるものだ。
別に偉い人になる必要はないではないか。
社会のどこにあっても、
その立場立場においてなくてはならぬ人になる。
その仕事を通じて世のため人のために貢献する。
そういう生き方を考えなければならない」

という安岡先生の闘志あふれることばがある。

私も、人間としての本質を高揚させながら、一層の努力をして、生涯にわたり情熱を燃やせる人間であり続けたいと強く思った。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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