致知6月号「凡事徹底の人 鍵山秀三郎さんに学んだこと」
みなさん、こんにちは!
長野県塩尻市の鴨居歯科医院
鴨居インプラント審美サロン
デンタルマネージャーの菊池ひとみです。
“凡事徹底”という言葉を最近特によく耳にするように思います。
私も毎月の目標設定に必ずこの“凡事徹底”を入れさせてもらっています。
当たり前のこと、誰にでもできること、やってもやらなくても支障がないと思われるようなことこそ、手を抜かずきちんと行うことの大切さを通して、丁寧な仕事、細やかな心配りが磨かれると思い、そうさせてもらっていましたが、今回の対談を読む中で、今までの私の解釈にプラスの意味づけを得ることができました。
そのプラスの意味づけとは、やはり心の在り方を磨いているのだということです。
文中で出てくる、鍵山さんの書かれた「心田(しんでん)を耕す掃除道」という文章に「心」と「気持ち」を区別して使うということが書かれていました。
「心というのは本当は変わらないもので、皆もともと美しい心を持っている。ところが、気持ちは環境によって一瞬にしてコロコロ変わるものです。人間は思考も行動も気持ちによって左右されやすい。この気持ちを、本来持っている美しい心によってコントロールしていこうというのが私の考えです。」
という一文が、とても響きました。今の私に必要なことが書いてあると思ったからです。
ブレない、変わらない心があるのに、ここでいうように、環境や体調で気持ちがコロコロ変わり、考え方や行動、言動が利己的なものになってしまって、後になってとても後悔することが、最近何回かありました。
頭では分かっているのに・・・というもどかしさと、出来ない悔しさにモヤモヤしていましたが、この文章を読み、心で気持ちをコントロールできるようになればいいんだと、前に進むきっかけとなりました。
これ以外にも、他の本や会話の中で、似たような言葉や助言をいただき、稲盛和夫さんが、心が求めるものが寄ってくると言っていたのは本当なんだと、実感しました。
全ての出会いは心が呼んでいるのだから、”凡事徹底“を通じ、本来もっている美しい心を取り戻し、保ち続けることが、私にとって足下を掘り続けるということだと思いました。
そこから涌く泉は人との繋がりであったり、自身の成長という形で財産になるのだと思います。
今の私は、三歩進んで二歩下がるを繰り返して、人として大切なことを学ばせてもらっています。その中で、下がってしまったときに支えてくれる人がいるから、また前に進むことができているのだということにも気付かせてもらえました。
あの人を喜ばせてあげようという気持ちで掘れば、大きな力が湧いてくるという文がありました。
その通りだと思います。相手を喜ばせたいという純粋な思いで、足下を掘り続けたいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。