百万の典経 日下の燈
みなさんこんにちは!
長野県塩尻市鴨居歯科医院、鴨居インプラント審美サロン
歯科衛生士の小出苑佳です。
先月の木鶏会の感想文をのせます。
「特集 百万の典経 日下の燈」
この記事の中で、一番印象的だったのは桂小金治さんの話の父親の言葉です。「努力までは誰でもする。大事なのは努力の上に辛抱という言葉を立てる。その上に花が咲く。」 この言葉を読んで、高校生の時の部活を思い出しました。
私は、弓道部に所属していましたが、その高校は専門の顧問の先生がいなかったため、先輩からなど生徒同士で教え合っていました。私が、2年生になって先輩たちも引退した後、変な癖がついてしまい、スランプに陥りました。私は、練習をすれば必ず抜け出せると思い、休みの日も一日も欠かさず引退するまで自主練習を続けました。しかし、最後の大会でもスランプを抜け出せず、満足のいく結果を残すことができませんでした。このとき、努力は必ず実るわけではないのだと感じました。
今、診療後に試験に向けての練習をしていると高校時代のことを思い出し、この練習は結果につながるのだろうかと不安になるときがあります。しかし、この言葉を読んで、あの時スランプから抜け出せなかったのは毎日続けることにこだわりすぎて、1本1本の矢に集中できていなかったり、自分一人で何とかしようと思ってまわりを頼れていなかったからだと気づきました。練習は続けていたけれど、気持ちが諦めてしまっていて、ただの自己満足になっていたように思います。大会が終わった後も悔しいというより、やっとあの練習が終わるという解放感もありました。
ただ、今は違います。指導してくれる先輩が二人もいて、練習に付き合ってくれる頼れるスタッフもいます。一人で頑張っているのではないと感じさせてくれます。
これから、花を咲かせられるように今やっている努力の上に辛抱という棒を強風でも倒れないくらいしっかり立てていきます。