「人財の育成こそ企業発展の要なり」を読んで
みなさん、こんにちは!
長野県塩尻市の鴨居歯科医院
鴨居インプラント審美サロン
歯科技工士の三溝 恒幸です。
いよいよ信州にも桜の便りが舞い込んでまいります。新型コロナウイルスも未だ猛威を振るっておりますが、私たち鴨居歯科医院は、皆様のデンタルIQを高くしていただき、より健康で幸せに暮らせるような取組を推進してまいります。
今回も社内木鶏会での私の感想文を掲載させていただきます。私の感想文は、「人財の育成こそ企業発展の要なり」を読んだものです。御笑読いただければ幸いです。
日本電産といえば、日本が世界の誇るモーターデバイスメーカーである。今や私たちの生活の中では、パソコンのHDD、スマホの触覚デバイス、掃除機や冷蔵庫、エアコンやハイブリッド車のモーターまで世界No.1の総合モーターメーカーである。永守重信氏は、そのような会社を28歳で起業し、創業当初は4名から始められたが、現在ではグループ込みで11万人の従業員を抱える巨大企業に発展させた方だ。さらに2018年には、卒業後に即戦力として活躍できる人材育成への思いから、学校運営にも参画された方でもある。
今回の対談では、永守氏とともに次代を担う経営人財の育成に携わる名和高司氏との対談である。その中で語られていることは「結局のところ、人材育成がすべて」というところである。かのスティーブ・ジョブズも、AppleがWindouwsに押され、存続の危機に陥っていた時、「何よりも大切で、絶対に失敗してはならないのが『最初に人を選ぶ』という原則だ。」と答えたそうだ。また、ピクサーの創始者のひとりであるエド・キャットムルも、「正しい人材さえいれば最初のアイディアが間違っていても最高の結果が出せる。」と言っている。そうして、永守氏も採用した学生を見て「日本の教育はどうなっているんだ。」という強い危機感を持ったことが人材教育に乗り出したきっかけだという。
そして求められる人材が具備すべき要件として、プロアクティブ(積極性)、プロダクティブ(生産性)、プロフェッショナル(専門性)の「三P」が備わっているかが重要なカギとなると言っている。そうでないと、人材においても商品同様にコモディティ化が起こるということだ。このことにはまったく同感である。
近頃本を読んでいても、「IQよりもEQ」ということがよく言われている。面接をしていても、知識ばかりで学校で教わってきたとおりの紋切り型の答えをする学生が非常に多いことに気づく。仮に、相手との対立関係が生じそうになった場合においても、感情のコントロールができて、冷静に相手の気持ちになることができなければ、こちらの気持ちを相手の心に届けることはできないのだと思う。
最近、セミナーの中で優れた歯科医院のことが話題に上がり、それを目指すことに、ワクワクもするし、とても素晴らしく思い、取り入れられるところは是非真似していきたい。私は、全国7万か所の歯科医院のTOPクラスである鴨居歯科医院で働いていることに、まずは自信を持ち、当院のゴールである基本理念に照準を合わせたうえで、真似したことを消化吸収しなければ決して力にはならないと考える。理念とは、追い求めるものであり達成できるものではない。それで、その度毎にプロジェクトを設けて、階段を上っていくかの如く、邁進するものである。だからこそ、やるべきことをできるまでやるという姿勢を大切にし、自らやり通すし、求めには、即時、援助に駆け付ける姿勢を大切にしたい。
最後までお読みいただきありがとうございました。