子供の口腔機能発達不全症への対応
みなさん、こんにちは!
長野県塩尻市の鴨居歯科医院
インプラント審美サロン
歯科医師の青栁恵子です。
いよいよスポーツの秋・食欲の秋が到来していますね。
皆様はいかがお過ごしですか?
コロナ窩でも、子供たちを取り巻く社会が少しでも明るいものとなるために役立つ内容を考えました。
近年、子供たちを取り巻く環境が急激に変化して、健康面にも多くの問題が起きていると感じています。
歯科界が取り組んできたむし歯・歯周病などの感染症は、生活環境や社会経済の問題が絡み合い、
二極化・多様化しています。
今回のブログで取り上げる「口腔機能発達不全症」は口腔の発達に関わる疾患として、2018年保険制度に
組み込まれました。子供の口腔機能に関して公的保険で対応することが可能になり、子供の健康に歯科が関与できる
機会が広がったと思います。
食べるという段階的な学習を通して、口腔機能は徐々に獲得されるものであり、口腔機能発達のために
食事や遊びなど日常生活の関与が大変重要になってきます。
本来であれば、家庭生活の中で「正しく食べること」を通して正常な口腔機能の発達が培われるものです。
しかし、この口腔機能発達不全症は、患者である子供はもとより保護者もほとんど気付いていないことが多いの
です。そこで私たち歯科医療者が口腔機能の問題を発見し、本人と保護者に家庭生活の中で「正しく食べること」の
重要性に気付いてもらえるように工夫し、サポートすることが必要になってきます。
子供を育てる社会の役割としては、口腔機能を育てることで子供の心身の発達と親の子育てを支援するという
社会貢献を望んでいます。かかりつけ歯科医として、子供の成長に継続的に関わることで、生涯のQOL(生活の質)
の向上が図られればいいと思います。
健康長寿社会の実現に向けて、高齢期の口腔機能低下を予防するためには、乳幼児における健全な口腔機能の
獲得が必要不可欠です。
鴨居歯科医院では、小児期から口腔機能の発達をサポートするためにあらゆる取り組みを実践しています。
是非、ご家族やお知り合いの方で気になる方がいらっしゃいましたらスタッフまでご相談ください。
最後までお読みいただきまして有難うございます。