口腔内スキャナー(IOS)について
みなさん、こんにちは!
長野県塩尻市の鴨居歯科医院
鴨居インプラント審美サロン
歯科技工士の三溝 恒幸です。
みなさんこんにちは。
紅葉も終わり、いよいよ来週には12月に突入します。もうひと月もすれば新たな年のスタートです。皆さんの、この一年はどんな年だったでしょうか? 私もやり残したことがないように全力で突っ走っていきます。そして、来年の年間目標もしっかりと計画するつもりです。
さて、皆さんが歯科医院に来院されるとお口の型取りをされたことが一度ぐらいは経験があるとおもいます。あのネトッとしたピンク色をした粘土のような材料をお口の中一杯に入れられ、数分間ジッと身動きせずに我慢していないといけないのです。その後、固まるのを待ってから取り外すというのが一般的な型取りの方法でした。よく使用される材料は、アルギン酸ナトリウムの水溶液にカルシウムイオンを添加してゲル化するタイプやシリコーンエラストマを白金触媒などにより架橋結合させるタイプです。
ところが、コンピュータ技術が進歩した現在では、レーザー光などを照射し、その反射光によって対象物の形状を採取する光学系の3Dデジタイザー装置が開発されております。それを超小型化して歯科に応用したものが口腔内スキャナー(以下IOS)です。
IOSとは、Intraoral Scannerの略で、歯科で使用される小型カメラを用いて患者さんの歯型を取る最新機器のことです。この装置を使うとお口の中にあの嫌な材料を入れて型取りをする必要がなくなるのです。ではどうやって型を取るのでしょうか。それは、超小型のカメラで何百枚もの写真を撮影して、コンピュータ技術を応用して、採取したデータを繋ぎ合わせて3次元のデジタルデータを作ります。そうしてできた3Dデータをもとに、コンピュータ上で補綴物を設計するのです。そしてさらに、このデータを使って加工機に送り、材料を削り出します。最終的には歯科技工士の手により調整と仕上げを行ってから患者さんのお口の中に装着されます。
興味のある方は当院スタッフにお尋ねください。 最後までお読みいただきありがとうございました。