言志録
みなさん、こんにちは!
長野県塩尻市の鴨居歯科医院
鴨居インプラント審美サロン
歯科医師の花岡泉です
当院の朝礼では、毎朝「職場の教養」を輪読しています。今日のテーマは過飲を慎むということで、忘年会シーズンとなり、飲酒の機会が増えますが、さわやかに酒を嗜む戒めに、江戸時代末期の儒学者・佐藤一斎の「言志録」の酒則の一文がとりあげられていました。
「酒は穀気の精なり。微しく飲めば以って生を養うべし。過飲して狂くに至るは、是れ薬に因って病を発するなり」
「酒は穀物の精髄であり、少量を飲めば養生に良い。度が過ぎると気が違ったようになるのは、薬を飲んで病気になるようなものだ」と酒を過飲することを戒めていました。
以前小泉純一郎氏が生涯学び続けることの大切さ、「言志四録」について述べていました。
「少くして学べば、則ち壮にして為すことあり 壮にして学べば、則ち老いて衰えず 老いて学べば、則ち死して朽ちず」
「言志録」は、佐藤一斎氏が42歳から80歳にかけて人間の生き方に関する問題を起稿さたもので、この語録集は、幕末から明治にかけて多くの人々に影響を与え、西郷隆盛も自己の座右の書としていたと言われています。指導者のための指針の書とされ、今日まで長く読み継がれている名著であります。
私も、「春風を以て人に接し、秋霜以て自ら粛(つつし)む」ように心がけたいです。
ありがとうございました。