治療中断の危険
みんさん、こんにちは。
長野県塩尻市鴨居歯科医院
鴨居インプラント審美サロン
デンタルマネージャー塩原由理です。
今日も雪が降っていますね。
みなさん体調には十分注意しましょう。
最近は歯に対する意識が向上したこともあり「定期的に受診」「気になることがある」などで早期に歯科医院を訪れる患者さんが増えました。
しかし、「痛くなった」「我慢できなくなった」と受診される患者さんもいらっしゃいます。
そうなると「むし歯が大きくなっていて、詰めるだけでは治りません。神経を取りましょう。」ということになりかねません。麻酔をして神経を取り「一週間後にお越しください。」と予約を取って帰ります。そして2.3日して痛みを感じなくなると、予約は気になるものの、仕事などの忙しさにかまけて歯科医院から遠のいてしまう・・・。という経験をした方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、神経を取ってそのままにしておくのはとても危険なのです。
神経を取ったあとは人工物で密封しなければなりません。そのままにしておくと、神経のあった空間にバイ菌が入り込み、歯の根の部分に膿がたまってしまいます。そうなると歯を抜かざるを得なくなることが多いのです。
また、歯型を取って金属やプラスチック、セラミックなどで被せ物を作り、次回いよいよ装着、という段階で中断してしまう患者さんもいます。応急的な仮歯で「これでいいや」と思ってしまうのでしょう。でも精密に作ったものとは違い、あくまでも仮の歯に過ぎません。歯との段差や隙間があるために、バイ菌が入ってむし歯になりやすく、予後が心配です。
神経を取ったまま、仮歯のまま、治療途中のままで中断してしまうことがないように、完治を目指して一緒に頑張りましょう。そのお手伝いをさせていただきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。